フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

番組制作は大変です

10月からFM局の番組制作を始めてしまいました。
私としては、もはや卒業してしまった世界なので、こんなロートルがやっていいものかと考えたのですが、他にやる人がいないと言われると結局断ることもできず引き受けた次第。
何故、他にやる人がいないのかというと、業界の重鎮の肝いり番組でその対応が大変ということに尽きましょうか。
早い話、昨日の書き込みができなかったのは、その方のお呼ばれがあったからで、こうなると番組の制作をしているのか、業界人の接待をしているのかわからなくなります。
私としてはこういう場は嫌いではないので、それほど苦痛ではないのですが、スケジュール的に狂わされるのがちょっと困るというところでしょうか。
でも、タレントさんと真剣勝負をしながら番組を作るのは、やはり楽しいです。
準備のために1日まるまる取られるので、他の仕事がおろそかになる懸念はありますが、「いやあ、なかなか面白い番組ですねえ。」などとおだてられると、つい豚が木に登ってしまって・・・。
リスナーからの反応も上々で、プレゼントも何もない割にメールが送られてきたりして、本当にありがたいなあと感謝しております。
でもね、番組制作って、遊び気分じゃ絶対にできないんですね。
後、3ヶ月ほどやって、飽きたらやめようなんて考えていたら、絶対に面白い番組なんかにならない。
誰もいなくなっても、俺一人でこの番組を作り続けるんだという強い決意が必要です。
それと長期的な番組展開の計画。
3ヵ月後に、大体このぐらいのレベルには達して、そこで番組的にこういう企画を立てて、そのための準備を明日から始めて、その場合、3つほどの選択が生まれるだろうから、どの選択をしてもいいように、それぞれの情報だけは集めて・・・で、1年後にはああして、こうして・・・先のことにも目を配りながら今の番組を一回一回おもしろくして・・・と、どんどんエンドレスに課題が続いていくわけです。
行き当たりばったりに見えていても、常にどこかで計算している、そんな番組でなければ耳の肥えたリスナーに対応できない、そう自戒している最近の私です。
どこの局の何という番組かは、あえてここには書きませんが、私がコミュニティFMで番組を作られている方々と同じ立場に少し立っているのは事実のようです。
個人的には負けたくないと年甲斐もなく思っております。