フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMとNPO

7/7(金)の朝日新聞朝刊に「コミュニティ放送NPO続々」という記事が出た。
京都を皮切りに、東京、長崎、福井、岩手とNPO母体のコミュニティFMが生まれ、今年1月、NPOコミュニティ放送全国協議会を結成したと書かれている。
続々というには、少々物足りない数だが、この他にも鹿児島県の大隅に3つのNPO放送局が考えられていると磯子通信企画さんのサイトで紹介されている。
http://media.paslog.jp/article/311975.html
で、ここに引用されている「JanJan」さんの「大隅半島に誕生する3つのNPO放送局」という記事を読むと今コミュニティFMに必要なものは何かが透けて見えてくるようだ。


地元ではNPO放送局による放送の開始が、地域で生活する人々に対して、地域の抱える様々な問題について共通の問題意識を喚起することで、その解決に向けた地域コミュニティの絆の強化につながるのではと期待されている。(以上引用)


地方は今何をなすべきか?
これからは地方分権の時代などとスローガンばかりが賑やかだが、それに見合った動きが肝心の地方で鈍いような気がするのは私一人だけではないだろう。
地方の時代などと言うのは、中央で何らかの権力を持っている人が多いのではないか。
中央、つまり上から地方に向かって情報や金を供給するのはもう限界だ。
地方も自分で情報を発信しろ、金を作れ、と中央の連中がプロパガンダしているにすぎないという気もするのだ。
地方が相変わらず中央におんぶにだっこなのは、その通りなのだが、これからは地方で勝手に金を作れというのはやや無茶だろうと私も思う。
今までは余裕があったから、金を分配できたが、もう地方に回す金はないというのは無責任としかいいようがないのだ。
コミュニティFMも、同じような構造をもっていそうだ。
電波を地域に提供してあげるから、後は勝手に地方で盛り上がってくれればいい、どうやって経営するかは民間で自由にお考えください。
何か、最近の役所の電波行政もご都合主義的すぎるのではないだろうか。
NPOに関しては、私も何度か取り上げてきたが、今日の趣旨に近いことはこちらが参考になるだろう。
http://d.hatena.ne.jp/from3/20060516
明日もこの続きをかくつもりだ。