フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

NHK減波

「通信・放送懇談会」の最終報告で、NHKが持つ8チャンネルのうちBS(衛星放送)とラジオの計3〜4波を2011年までに削減する方針が出された。
確かにNHKは電波利用の拡大とともに、無原則に水ぶくれしてしまったのかもしれない。
しかし、正直言って、NHKが肥大化したことに私はあまり気づいていなかった。
準国営放送なんだから、新しく認可された帯域をNHKが放送利用することに違和感を持たなかったといえる。
しかし、NHKも電波を利権化しはじめたとなると、確かに電波を割り当てすぎたのではという意見が出るのも当然と言えば当然かも。
私個人は、NHKが災害放送などで地域毎に適切な情報を流せるなら今でもいいと思っているのだが、実際は逆にどんどん中央集権化され、職場も合理化されてきているような気がする。
地域のニーズにあった放送なんて、誰も検討していないのでは、最近そう思うようになってきている。
それなら、減波するのも仕方なしというところか。
NHKがFM波を放棄したら、全国のFM電波の割り当て状況はだいぶ楽になりそうだ。
コミュニティFMの混信も減り、都市部での新規の開局も可能になるだろう。
問題は、そんな需要があるかどうか。
開局したい側ではない、リスナー側の需要だ。
もう、ラジオはおなか一杯、最近そんな感じが若者を中心に蔓延していそうである。
ラジオなんか、要らないよ。
地上波デジタルラジオ、何それ?
ラジオの世界はまさしくカオスの世界に入っていく。
一度、その中でもまれない限り、次の時代には行けないというのも事実のようだ。