フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

visible

私が購読しているメールマガジンにこんなことが書かれていた。
visibleな商品はinvisible、invisibleな商品はvisibleな表現が必要だ。
そして、一番大事なことはデザインである、と。
ラジオはinvisibleな商品である。
それゆえこの説に従えば、visibleな表現がラジオには必要だということになる。
ラジオはそれ自体見えない。
だから、訴求力をあげるには、見えるもので補強するべきであると私は理解した。
ラジオの制作現場には、どうしても日々の放送に追われて、visualな部分を疎かにするところがある。
コミュニティFMの現場でもほぼ同じだろう。
見えないものを売っているのだから、それを売る現場ではなるべくラジオを見えるものにするべきだと思うのだ。
だが、意外とそれはできていない。
ネットの時代になり、番組とサイトを連動させれば、幾らでもラジオをvisibleにすることはできるのに、その努力がどうも後回しにされる。
とにかく、ラジオをビジネスとして成り立たせるために、もっと見えるための努力が必要なのではないか。
前に書いた地域のミニコミとの連動なども効果的だろうし、イベントなどに定期的に参加したり、主催したりして、地域の人にラジオの姿が見えるようにするのも、売上を上げる手段としては有効だろう。
とにかく、ラジオは自分自身がinvisibleなメディアであることを自覚し、積極的にvisibleな表現を工夫することが肝要なのだと思う。
しかも、もう一つ大事なこと、それが「デザイン」だと言う。
デザイン感覚のすぐれた表現でなければ、訴求力は落ちる、確かにそうだ。
ありふれた表現、野暮ったい見え方ではかえって逆効果なのは自明だろう。
ラジオは、見えること、そしてそれはデザイン的に優れていることが肝心なのだ。
コミュニティFMの皆さんも少し検討されてはどうだろうか。