フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

チューナー勝負

デジタルラジオの時代はチューナーが勝負ということでしょう。
ほとんどのチューナーから短波が消えた時に、日本短波放送(現ラジオNIKKEI)はさぞ困ったことだと思います。
PCM放送(ミュージックバード他)が、今もビジネスモデルを作ることに成功していないのも、一般的なチューナーに加えてもらえないからです。
これはBSデジタルラジオも同じ。
いくら良い番組を作っても、ユーザーに届かないのです。
インフラが整備されなければ、商いの道は通じません。
だから、デジタルラジオが成功するためには、ユーザーが持つチューナーにデフォルトでデジタルラジオが組み込まれていないといけないのです。
TFMの後藤会長が不退転でデジタルラジオに取り組む、アナログ免許は返上してもいいというのは、今のFMというチューナーをマイナー化し、デジタルラジオのチューナーを普及させメジャー化させるという並々ならぬ決意かと推察するわけです。
アナログの利権は押さえておいて、デジタルの利権もというのは絵に書いた餅です。
二兎を得んとするものは一兎をも得ず、そんな結果にならないよう、アナログ放送は2011年にさっさとやめるぐらいの気持ちで、放送局の経営者の方はビジョンを描くべきだと私は思いますね。