フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

デジラジの行方

総務省情報通信政策局地上放送課の方のお話を聞く。
テレビの地上波デジタル化が順調に進んでいるのに、ラジオは2011年まで今のままでは問題だということで、来年からの前倒しが決まったのだという。
新しいビジネスチャンスを民間の智恵をしぼって創造して下さい、ニュアンス的にはそんなところか。
で、何故にアナログ放送を残すのか、それについては言及される人はいなかった。
デジタルラジオ放送には、私は何の文句はない。
ただ、既得権的にアナログ放送を無条件に残すのが本当にいいことなのかどうかが気になるのだ。
テレビが2011年でアナログ放送をやめるなら、ラジオもやめた方が良いのではないかと思うからだ。
二兎を追うもの一兎をも得ず、というではないか。
徒然草にも「初心の人、二つの矢を持つ事無かれ」という章があったはず。
アナログの世界で作られた秩序がデジタルによってなし崩し的に崩壊していく、今まさにそんな時代になりつつある。
アナログで得た利権をただ守るだけでは、知らぬ間にデジタルの波に侵食されるだけだと私は思う。
本当に今の利権を守りたいなら、今後起こるであろう事態を適格にシュミレーションしないといけない。
デジタルの波は、そんなになまやさしいものではないだろう。
そのうち何とかなるだろうでは、誰も生き残れないのではと老婆心ながら。