デジタルラジオ続聞
ある方から、先日のデジタルラジオ関連の報道は飛ばし報道に近いという指摘を受けました。
決まっていないことをさも決まったかのように書いて、既成事実化しようとしているのではというニュアンスでした。
そうなのかもしれません。
いくら何でも1800億円の市場規模しかないラジオ業界に2000億円の投資をするプロジェクトなんて、そう簡単に決まるとは思えませんから。
ニッポン放送とTOKYO FMのグループでは、3つのセグメントを使った放送を模索していたようですが、前途多難な気もします。
ニッポン放送もライブドアとの関係もあり、デジタルラジオに対する否定的な空気も生まれてこないとは限りません。
ラジオをデジタル化して、どんな市場が生まれるのか、今のところ具体的な材料はなさそうです。
こんな放送ができる、あんな放送ができるだけでは、投資する対象にはなりにくい。
迷走するデジタルラジオという印象が最近私の中で強くなってきました。
2000億円のおこぼれ頂戴は難しいかもしれません、残念ですが。