フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

祭りの効用

商売人にとって、何か特別のものを売りたいと思えば、それに関する祭りをすればいいという話がある。
いわゆる「ケ」、すなわち日常においては、コンスタントに売れるもの以外はなかなか売れない。
だから、人々を「ハレ」の状態にする、そうすると神憑かり的に物が売れたりするのだそうだ。
「ハレ」というと手っ取り早いのが祭り。
コミュニティFMも、「ケ」ばかりの日々をフォローするだけではなくて、積極的に「ハレ」を作り出して行けばいいのではないか。
広域エフエムがよく祝日にワンデー・スペシャルというのをやるが、それはこの「ハレ」の演出に他ならない。
じゃあ、コミュニティFMにどんな「ハレ」が似合うのだろうか。
タイアップ先を探す、というのがある。
繰り返すが、商売人は何か特別なものをいつも以上に売りたいという要望が必ずあるはず。
バーゲンセールなどもその一つだろうが、それを演出するのにコミュニティFMが手を貸してあげるというのはどうだろうか。
自分達を祭りチャンネルと位置付け、祭りのあるところ、常にコミュニティFMあり、みたいな印象付けをするというのも方策の一つだろう。
どんな祭りも引き受けます、どんなイベントも任せて下さい。
別に、実際にはアウトソーシングすればいい。
だが、祭りの情報のコントロールコミュニティFMがするという風に。
言い換えれば、祭りと言うマーケットを定期的に用意してあげるということだ。
そして、集まってきた人から、何らかのコミッションをとったり、フィーを設定したり。
祭りのない日は、番組制作に手を抜いてもかまわない。
衛星放送の垂れ流しでもかまわない。
儲からないことは、わざわざする必要がないのだ。
「ハレ」の日だけ、商売する。
そういうビジネスのやり方もあっていいと私は思っているのだが。