フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

サポーターズ・クラブ

先日取り上げた「コミュニティFM放送局設立企画書」に「サポーターズ・クラブの組織化」という項がありました。
ボランティアよりも、経済的な部分を支えようというのがこのサポーターズ・クラブのようです。


年会費等による経済的な支援、営業活動への協力、番組やイベントなどの企画制作などが、サポーターズ・クラブの役割とあります。
コミュニティFMは地域の皆の放送局です。みんなでコミュニティFMを支えましょう、人的にも金銭的にも。」


本当に、地域の皆の放送局だと認知されればサポーターズ・クラブの組織化はそれほど難しくないでしょう。
また、その視点から地域の文化活動の一つとして公的に認められれば、役所からの補助金も考えられます。
要は、本当に「認知」されるかです。
誰も聞いていない、なんて揶揄されかねないコミュニティFMでは、サポーターズ・クラブの組織化は無理でしょう。
だいたい、これからコミュニティFMを作ろうと言う段階で、まずサポーターズ・クラブを組織化しようというのは土台無理なのではないでしょうか。
多分こんな放送局になるはずです、だから金を出して下さい、手を貸して下さい、そんな言葉だけで反応してくれる人はそんなにいないでしょう。
サポーターズ・クラブに入ったらどんなメリットがあるのかということが、どこにも書かれていないのは何故でしょう。
メリットというよりはインセンティブと言った方がよいかもしれません。
それに入れば精神的に満足できるというものが何かあるでしょうか。
ロータリークラブのように、そこに所属することが社会的地位を表しているというようなものです。
まず、インセンティブを考えないと最終的に破たんしてしまうのではないでしょうか。
残念ながら、この企画書にはそのあたりの記述がありません。
サポーターズ・クラブに入ると、優先的に放送に出られます、ではインセンティブにはなりません。
皆さんのところでは、どんなインセンティブが用意されていますか?