フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

小さなことからコツコツと

私が、若い制作マンに言いたいことは、とにかく少しでもいいから日々進歩してほしいことです。
同じことを漫然と繰り返すのでなく、毎回小さな目標を立てて番組に臨むようにしてもらいたいのです。
従来はこうやっていたけど、今日はこうやってみよう。
今迄は話題のとりあげ方のフォーマットはこうだったけど、順番を変えてみよう、という風に。
バカの一つ覚えみたいなことは極力避けましょう。
これは、こういう風に処理するのが正しいのだと先輩が言ったとしても、オートメーション工場みたいに同じ商品ばかり出てきても聞いている方はつまらないものです。
提案なんですけど、ここ、こうやってみませんか?
そんな会話が制作者と話し手の間で毎日交わされるなら、その番組は少なくともそうしない番組よりも可能性は高まります。
偉大なるマンネリというのもあります。
「笑っていいとも」のタモリさん、私関連でいうと「ありがとう浜村淳です」の浜村さんなどはその典型でしょう。
しかし、それはあの人たちにそれだけの奥行きがあることをユーザーは知っているから許されるのだと思います。
若い人は、とにかく日々試行錯誤を続けてほしいということです。
世の中を甘く見ないで、亀のように、一歩一歩前進してほしい。
放送というのは、一見派手な世界に見えるので、くれぐれも慎重であってほしいと思っています。