使い捨て？

かってＦＭ局やＡＭ局で番組制作をしていた人と会食した。
今、どこの局で番組制作をしているのかと聞いたが、今は全くしていないとのこと。
ついこの間までは、コミュニティFMから番組制作を依頼されたりしたらしいが今はないという。
開局したばかりのコミュニティFMから、番組制作とは何かをスタッフに教えてほしいといわれ、一生懸命手伝ったりした。
だが、どこの局もそうなのだが、何年かするとスタッフが番組制作に習熟し、もはや居場所がなくなってくるらしい。
ある時、責任者から言われる。
もう、私たちの局はあなたに手伝っていただける番組がない。
制作費も、切り詰められている、申し訳ないが・・・。
風来坊は、バックパッキングに荷物をつめ、又新しいコミュニティFMを探して旅に出る、なんてことになるそうだ。
最近は、もうどこへ行っても、そんな仕事はない。
結局、一番いいところだけを持って行かれてしまって、捨てられるというわけさ・・・。
金がないのだから、仕方がないと言えば仕方がないのだろう。
ボランティアでも、素人でも、ＦＭ番組ぐらい作れる、と思っている関係者も多いのではないか。
幸いに、私にコミュニティFMの番組を作ってくれという依頼は一度もなかった。
最初からギャラが合わないと思われていたのだろうか。
確かに、10万円で昼のベルト番組作ってと言われても、ちょっとなあという気はするが。