フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

確かにそんな面もありますが

あるタレント事務所の人と話をした。
彼は、コミュニティFMは、考え違いをしているのではと指摘した。
新人タレントさんに、放送する場を提供します。
だから、ノーギャラで出てくれませんか。
そんな申し入れを受けるのだそうだが、それは勝手すぎないかと言うのだ。
確かに、新人タレントは放送で喋る機会はあまりない。
だから、コミュニティFMであろうと、マイクに向かって話すという経験をつめることはありがたいことではある。
しかし、いつまでも局側がそれでは困るのだいう。
ただ出るだけで、タレントに喋る内容の指示とか、番組を面白く進行させるためのノーハウとか、何も与えられない。
全部おまかせ、好きなように喋れではタレントは何の進歩もない。
利用しているだけではないのか。
タレントにしてもボランティアにしてもノーギャラ、そうでないとコミュニティFMは持たないのだということはわからないでもない。
だが、その前にコミュニティFMの社員はちゃんと給料を得ているではないか。
自分たちの取り分は確保した上で、タレントやボランティアに金がないのでよろしくでいいのかと彼は言う。
確かになあ、と思わないでもない。
社員はちゃんと給料をもらいながら、他のスタッフは無給というのはバランスに欠くというのは否定できない。
社員なら身分を保証され、給料もそこそこもらえる。
ボランティアやタレントが何故ノーギャラで良いと言えるのだ、という疑問に答えるのは難しい。
同じようなことは県域FMでもある。
社員は1000万前後の年収があるのに、下請けのスタッフは300万前後というのもざらだ。
同じ仕事をしているのに、どうしてこんな収入の差が・・。
嫌ならやめたらいいのでは、という人もいる。
放送が好きでやっているのでしょう、金が欲しいんだったら、仕事を変えたらいいじゃないという人も。
この問題に、私は的確な答えを持っていない。
皆さんの意見はどうだろうか。