フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

M&A

M&Aなんて言葉を聞くようになってから、そんなに時間は経っていないような気がする。
いつのまにか、当たり前のようにM&Aを戦略化している企業が増えてきた。
少しずつ地道に改革を進めるより、思いきってM&Aした方が早いという人も多い。
コミュニティFMも、ほとんどの局がM&Aによって再編した方が早いのではと思わないでもない。
一つは、何らかのキー局を中央に置いて、全国のコミュニティFMを系列化すること。
ネットワークは一つでも複数でもいい。
要は、何らかのカテゴリーでバンドル化すること。
それを商品化して、スポンサーに提示するところまでいけば、今よりもう少しビジネスモデルがわかりやすくなるかもしれない。
一部では、コミュニティFMフランチャイズ化することを考えている人もいる。
全国のコミュニティFMを、プロダクションではなくキャリアと認識するやり方である。
キャリアに徹すれば、後は与えられたコンテンツを放送するだけになる。
コミュニティとの関わりが、電波割り当ての必要条件と言う項目があるので、全く地域で作らないというわけにはいかないが、コミュニティFM自体の経営がうまくいかないのでは、多少は目をつぶらざるを得ないのではないだろうか。
アメリカにはクリアチャンネルというネットワークがある。
センターで制作した番組を受けて、ローカル向けにパソコンで編集し放送するシステムである。
小さなラジオ局を合理化したシステムでM&Aしていったのがクリアチャンネルらしい。
日本でも、このシステムはコミュニティFMに使えそうな気がするのだが、どうなのだろう。
その前に、M&Aがもっと普遍的に人々の意思にのぼることが必要ではあるが。