フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

FMマザーシップ

いつもコメントを寄せていただいているjf3tbm さんからメールをいただきました。
大変参考になる御指摘がありましたので、ここに転載させていただきます。


先日(18日)、和歌山のFMマザーシップというコミFが、『ボランティアの力を借りて、町の中をのぼり旗を立てて練り歩きをやるので手伝ってほしい』という要請が入り、練り歩き現場を手伝ってきました。


最初は、私が中継機材を持って第一声はレポートしたのですが、やはり地元のスタッフ(局ではクルーと呼んでいます)にやってもらわないと意味がないので、思いきって機材一式を地元のスタッフに渡したのです。
そうすると、予想以上によくレポートをしてくれるんですね。
もう、あとはほったらかしです。
出発前に、簡単な自己紹介程度の打ち合わせをしただけです。
それでも、上手くいくんですね。驚きました。


結局、番組開始と終了時に少ししゃべっただけで『単なるまち歩き』に参加しただけ?でしたが、同行して感じたことがあります。
ここが重要なんですね。


1)住民は局の存在は知っている
2)でもその存在を忘れている
3)いつもスタジオの中で何かやっているみたいだけど
4)何をやっているのかさっぱりわからない
5)だから聞かない


リスナーが増えないのは、割と単純な理由でした。


実際に、営業中のお店に突撃でインタビューすると、最初は店主さんも慌てますが『店のPRをしてくださいよ』と誘導すれば、みんな堰を切ったかのようにしゃべり出すんですよね。
とにかくレポーターが来ているときだけは?ラジオをつけて待機してくれていたようです。(のぼり旗の威力はすごいです♪)


極端な話ですが、そのコミFに関係している人たち全員が、中継セットを持っていてもいいと思います。
そうすれば、『たかがレポートのために』(失礼・・・)いちいち局に出向いて中継機材を借りに行かなくても済みますし、いつでもどこでもレポートができるというあんばいです。


案外、インディーズでがんばっている若い人たちは、ストリートで使うために電池駆動のギターアンプを持っていたりします。
そういう身近なものを工夫したら、いくらでも町と溶け込める面白い番組が作れるんですね。



1)〜5)の指摘もなるほどという気がしました。
やはり地元の放送局として、認知してもらい、誰が、いつ、何を、何のために、どんな風にやっているかが見えないといけないのでしょうね。

後半の指摘もその通りだと思います。
インディーズの連中は、確かに自分達の音楽を聞いてもらおうと、涙ぐましい努力をしているようです。
それと同じぐらいの努力、コミュニティFMにも絶対必要というところでしょうか。

よろしければ皆さんも、御意見などをお寄せいただけると幸いです。