フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

週刊新潮

週刊新潮の最新号で東村山に誕生したコミュニティFMが取り上げられていた。
見出しは、対立する宗教団体を揶揄するようなタイトルだったが、このコミュニティFMの特徴は、地元の有名な文化人、知識人が出演することにあるようだ。
NPO法人に対して事業認可が出た画期的な放送局と表現する人もいる。
このケースのコミュニティFMが事業としても成功するなら、今後理想的なモデルケースとして取り上げられるようになるのかもしれない。


問題は成功するかどうか。
記事によれば、金さえ出せば番組が買える、みたいなことが書いてあった。
自分が情報を発信したければ、自分で枠を買えばいい。
放送法の範囲内なら、何をしてもかまわない、意見を開陳する場であってもいいというふうに。
残念ながら、東村山の放送を聞ける場所に住んでいないので、実際にどんな放送をしているのか私は知らない。
いくら有名人、文化人が出演すると言ってもそんなに簡単ではないのではと私は思う。
いや、そういう名前のある人が喋るから、かえってハードルが高くなるのではと危惧するのだ。
だいぶ前に鎌倉のコミュニティFMの方と話をした時、鎌倉在住の文化人の方々があまり協力的でないことが残念だと言われた。
地元に住んでいるなら、地元で作る放送局にもっと進んで参加してもらってもいいのではという話だった。
地域に住むなら、もっと地域に貢献すべきだとその人は言うのだ。
名前のある人が率先してコミュニティFMの存在を主張すれば、地域の活性化もあるはずだし、情報発信能力もあがるはず。
自分は文化人だから、そんなプライベートなことに協力はできないみたいなニュアンスを感じて、失望したのだそうだ。
さて、東村山のコミュニティFM、どこまで志を貫徹できるか。
期待を持って、しばらく見守って行きたいと思う。