フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

JFN 2

昨日の話の続き。
JFNができた理由と言うのは、その頃全国に拡大したFM局のニーズに対応するためだった。
元々民間FM局は東京・名古屋・大阪・福岡の4局だった。
それぞれ、自社制作能力もあるので、ネット番組以外は各局が対応できていた。
しかし、これが地方局へ展開して行く中で、地方によっては自分達で埋めることができない局ができてきた。
自社ですべて作るのは効率が悪い、だからネットのキー局がすべて面倒を見てくれという風に。
テレビ局のネットワークならそうなるのだが、FM東京はそのやり方はとらなかった。
別に制作会社を作り、キー局が提供できない枠を、すべてその会社に制作させようということになり、作ったのがJFNなのである。
つまり、地方局は番組を自前で作らなくてもいい代わりに分担金を払ったというわけだ。
そして、その番組のCM枠とかは各局が独自にセールスするという体制である。
やはり腐っても鯛(失礼)とでもいうか、県域FMは地方でもそこそこ媒体力があるということなのかもしれない。
コミュニティFMはどうなのだろう。
地域的に媒体力を評価されているところもあれば、ほとんど商品価値を認めてもらえていない局もあるようだ。
県域FMよりも、さらに各局が抱えている課題は一様ではない。
手法的には、クラスター分析みたいなものも考えないといけないかもしれない。
私も、そのあたりをもう少し勉強してみよう。