フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

経営計画書

あなたの会社に経営計画書というのはあるだろうか。
長期経営計画、中期経営計画、短期経営計画、色んな経営計画がある。
ただ、それを文書化したもの、即ち計画書という形になっているところは、よほど経営がわかっている会社だと私は思う。
たいていの会社、簡単なメモ程度とか、口先だけというケースが多い。
多分、コミュニティFMとなると、ほとんどが経営計画書なんか作らないだろう。
何故か?多分、経営者が邪魔臭いからである。
経営計画は当然ある、しかし文書化してあなたに見せるものではない、などと答えた人がいた。
おそらく、そんなものは存在しないのだろう。
何故、邪魔臭いのか。
一度書類にして公開すれば、後の経営を窮屈にすると本能的に身構えるからだろう。
社員から、批判される材料に使われるだけだ、ゴタゴタいわれるようなものは作らないのが賢明だと思っているのだ。
情報公開とよく似ている。
公開してしまえば、経営者の裁量が制限されてしまう。
役人が、行政の裁量権を奪われる可能性があるから、なるべく情報を公開したくないのと同じように、経営者も己の政策ミスを詮索されたくない。
結果、経営計画書などは作らない。
経営計画は、俺の頭の中だ、俺の言っているように社員は働けばいい。
その頭の中には、一体何がある?
悪いことは言わない。
コミュニティFMも、毎年経営計画書を作れ。
それを社員に、ボランティアに開示せよ。
何が問題なのか、誰がネックなのか、それがわかるような文書を作る義務が経営者にはあるはずなのだ。
国民の財産を占有する放送局に、恣意的な経営は許されないと私は思っている。