危機感

危機感を持て、ビジネスの世界ではとりわけ大きな声で語られている。
今に安住していれば、必ずいつかは身を滅ぼす。
安住し続けたいと思えば、自分自身を変え続けなければならない。
安住したいと思えば、危機感を持てということ。
外に嵐の予兆が来ているのに、部屋の中で踊りくるっていてはいけない、という人もいる。
放送業界に危機感を感じない。
不安みたいなものはあっても、安住したいという気持ちが勝っている。
言葉だけ「危機感を持て」。
持っているのは、外部の人の方が多い。
放送局で食っている人、その数は膨大だ。
その人たちは、もはや覚悟している、これはデス・ゲームだと。


ある人はこうつぶやいた。
「新しい技術を使うと、ラジオが『拡張』される（Augmented Radio)という感じがほしいかな」
Augmented Radioとは、Augmented Realityみたいなものか。
twitterが、その一つの技術かもしれない。
しかし、別にそれはあくまで＜一つ＞というだけだ。
今後も、イノベーションの中で、いくつもの技術が生まれてくるだろう。
それがラジオのAugmented toolとなりうるのか。
電通が推奨するIPサイマルラジオもその一つ。
放送業界人にとって、キーワードは「危機感」だ。




追記
「tokyofm ＜速報＞21日（予定）から実証実験として、iPhone / iPod touchでTOKYO FMが聴けるようになります（TFM放送エリア限定・当面1年間の試験提供を予定）。くわしい情報は追ってアップします。ご期待ください。 #twiradio #tokyofm 」
だそうですよ。