売上減！

新聞に中間決算の結果が大々的に発表されている。
シャープと三洋がめでたく黒字を達成したとあるが、売上額を見ると前年同期比２０％前後の減である。
売上が20％も減って、黒字化するというのはどうなのだろう。
それだけムダを減らして効率化した経営ができたというのがストレートな取り方かもしれない。
今の日本の政府も、そういう方向でムダ減らしと戦っているようだ。
だが、私だってマネージメントのはしくれ。
売上が減って営業利益を確保するという中味を知らないわけではない。
コミュニティFMの経営など、ビジネスとしてまともに考えると利益が出る構造にはなっていないのはもはや自明のことになってきた。
本業ではとても儲からない。
それでも、コミュニティFMをもつことに意味があるということなのだろう。
勝つことに意味があるのではない、参加することに意味があるのだと言われれば、ああ、そうかもしれないと納得したりして。
さて、他の業種の中間決算も見るのだが、どこも大幅売上減で利益はトントンだったり少々赤字になっていたり。
世界の任天堂なんて売上34.5％減なのだとか。
社長曰く「Wiiは失速した」とまで。
商品の寿命、本当に早くなった。
今の時代、ビジネスをやろうなどと考えたら後が怖い。
もうからなくてもいい、NPOでいい、というぐらいの気持で仕事するのが健康にいいのではないだろうか。
毎年利益を出し続ける自信など、少なくとも私にはない。


ところで、私がメインに利用している全日空（ANA)ですが、売上高は１兆３５００億円から１兆２６００億円、営業損益は３５０億円の黒字から２００億円の赤字だそうです。
JALはもっと大変だろうと思いますが、皆さん頑張ってください。