フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ビートルズ・2

ビートルズ103時間」、結局最初の10分ぐらい見れませんでした。
あの時代を経験した一人として、来日騒動の時に起こったことを時系列的に整理されて見せられると、「へえ〜、そうだったんだ〜」と、感心するというか、納得させられるというか。
私的には、ゲストで出てきた仲井戸麗市さんの経験談とほぼ同じ感覚だった。
当時、ビートルズ旋風といいながら、クラスでビートルズを聴いていたのは2〜3人だったこと。
家にステレオを持っているのは、クラスでも数人だったこと。
ビートルズの情報を交換したくとも、手近に情報を持っている人などほとんどいなかったこと。
情報はラジオと音楽雑誌。
星加ルミ子さん編集の「ミュージックライフ」に書いてあることは、とりあえず何でも信じていたこと。
ラジオよ、もっとビートルズをかけてくれ!と何度も叫んでいたこと。
とにかく、音楽環境は今と段違い。
レコードを聞けるのは、学校の音楽室だけ、なんて時代。
今のミュージックシーンとあの時代は続いていない、そんな感じか。
もちろん、番組に対する不満は色々あった。
表面をなぞるだけ、もっと深度がほしいと思ったが、これはテレビの特集番組を見たときにいつも感じることだ。
しかし、ビートルズって、いつまでも新しい材料を与えてくれるような気がする。
40年たっても、相変わらず一線から外れないアーチスト。
平成生まれの人には、どんな風にビートルズは見えるのだろうか。
プレスリーフランク・シナトラとなるともはやどんな映像も結ばないかもしれない。
去るものは日々にもって疎し。
いつかビートルズも又そうなるのだろうか。
もちろん、私のこのブログも含めて。