フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ラジオがない?

新潟の被災地の皆さんは本当にお気の毒だ。
阪神大震災でもそうだったが、大変なのはこれから。
マスコミも、一通り落ち着いたなと思ったら、途端に取り上げてくれなくなる。
台風被害を受けた豊岡のことが、ほとんど取り上げられなくなったのと同じように。
確かに全国を相手にしているテレビや新聞では、いつまでも一地域の話題ばかりを取り上げるわけにもいくまい。
やはり、こういうときは地域の報道機関やコミュニティFMなどが、地域住民の声をねばり強く取り上げてもらいたいと思う次第だ。
ところで、地域のNHK局って、そこそこ活躍しているのだろうか。
送信塔をあちこちに立てているNHKだから、その地域だけの放送もコミュニティFM以上に出来るのではないだろうか。
それにしては、あまりそういう話題を聞かない。
国民から放送料金を強制的に徴集しているのだから、地域へのきめ細かい情報をもっと流しても当然だと思うのだが。
放送枠がとれないなら、せめて人材や機材の不足するコミュニティFMを援助してあげるというわけにはいかないのだろうか。
技術担当とかアナウンサーとか中継機器とか。
前例がないからだめ、なんて官僚的なことはまさか言わないとは思うが。
被災地のコミュニティFMのスタッフの皆さん、繰り返しますが、本当に無理しない範囲で、正確な情報を迅速に流すと言うスタンスで頑張って下さい。
ところで、今日のニュースで、避難していた人の言葉が少し気になった。
「ここにはテレビもラジオもないので、どうなっているのかわからないのです。」
ラジオもない?どうして?ラジオぐらい常備しておかないといけないのに、役所は普段からどんな広報をしてきたの?
ラジオは災害に強い、この事実をもう一度私たちも肝に銘じておかないといけないのではないだろうか。