営業の悲哀

あるコミュニティFMの営業氏、全国でチェーン展開をしているクライアントにプロモートをかけた。
現場のスタッフは面白そうだということで本部に相談をもちかけたという。
感触もいいので、期待していて待っていた営業氏にある日、某代理店から電話があった。
内容は高飛車なものだったとその人は言う。


悪いけど、コミュニティFMへの出稿予定はないんだ。
今後、うちのクライアントへのプロモートはやめてくれない？


そんなこと、貴方に言われる筋合いはない、と返事をして、経営者に報告した。
経営者はひとことこう言った。
「代理店さんには、今後お世話にならないといけないので、波風立てないようにしてほしい。」
なんだよそれ、と営業氏は思った。
売上を上げろ、どんどんプロモートをしろ。
お前に給料払っているのはそのためなんだから、とさんざん言っておいて、そんな言い草はないだろう。
一体、クライアントに日参した私の立場はどうなるのだ。


コミュニティFMを鬱陶しいと思う代理店は確かにあるのかもしれない。
しかし、独自にプロモートすることまで規制するのかと、私は少し暗い気分になった次第。