フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

電話リクエスト

都市型コミュニティFMにしばらく出向されていた方と話をした。
一番面白かったのは電話リクエストの話。
何か夏休みの面白い企画をということで、親会社で評判だった電話リクエストをやってみようということになった。
電話や、オペレーターを用意して、いよいよ電リク、スタート。
だが、5台用意した電話はうんともすんとも言わない。
自分がいた局では、次から次へと電話は鳴りやまなかったのに、何だこの状態は。
放送の権威とスタッフから尊敬の目で見られていたのに、これでは面目なさすぎる。
自分を見つめるスタッフや関係者の目。
どういうことです?どうして電話は鳴らないのです?
焦った、本当にどうしていいのかわからなかった。
その人は言った。


私が考え違いをしていたのです。
ラジオは放送を始めれば、みんな当然のように聞いていくれると思い込んでいました。
コミュニティFMは、県域FMよりも緻密に宣伝をしていかないと、ユーザーにリーチしなかったのです。


話を聞きながら身につまされた。
そういう思い違いは、大きな局に長くいたものには往々にしてあることではないかと。
ある意味、とてもたのしい日々ではありましたが、又戻ろうと言う気にはなかなかならないのです。
充実して働く、そんな気にはなかなかなれないのかもしれないコミュニティFM
さて、どうしたものであろうか。