フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

まとまらないままに・・

東日本大震災が起こってから3週間余り。
その傷はしばらく癒えようもなく、心の中に大きな空洞を持ちながら、ただ時の流れに身を任せるしかない日々が続きます。
地震、それに津波原発事故、それに伴う大規模節電、放射能汚染、いつまでも続く寒さ、災害の祭りのようになってしまった今の事態を、整理して語ることは誰にもできないのかもしれません。
おまけに、一度信頼を失った政府がどれだけ国民を鼓舞しようとしても、素直にそれを受け止めない人も多く、又経済的に追い詰められる人が増えているのも事実で、今の秩序がいつまで持つかという不安もつきません。
自粛によるイベント中止、番組中止、宣伝行為の見合わせなど、私の周囲にいる方々はこれからどうしようかと相当お困りのようです。
放送局も、その使命を果たすことには何の躊躇もしていませんが、その間の費用をどうやって埋めるかに頭を痛めています。
チャリティで儲けるわけにも行かず、かといって金にならないことはしないとも対外的に発表もできません。
私としては東北のコミュニティFMに募金したいぐらいですが、その為の窓口がよくわかりません。
ただ、赤十字に募金するだけでは、そちらにお金が回るとも思えませんし。
コミュニティFMがいくら災害時に有効だとは言え、その費用はどこから出るのでしょう。
何とかならないものでしょうか。


さて、まとまらないまま今の気持ちを書いてみたのですが、私は私で、4月1日からNACK5の深夜番組ベルトに今の多くの時間を割いております。
震災関連のニュースや、出演者からの激励メッセージ、「元気を出そう、日本」キャンペーン。
新しいワイド番組の制作に加え、重い課題に苦吟しながら日々取り組んでいます。
また、局舎にも震災の影響で使えないところも生まれ、必ずしも100%稼動していないという状況。
何か今年、これからも色々ありそうで、放送業界の行く道も茨の連続かもしれません。
皆さん、大変でしょうが、どうぞ頑張ってくださいとしか今は言えないのが残念です。