フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

適正価格(その11)

あるラジオ局から企画書が送られてきた。
イベントの協賛社募集という内容で、イベントの内容などが書かれ、協賛いただけるとこういう環境をお使いいただけますと、そのメリットが幾つか書かれていた。
イベント自体は面白いと思ったので、価格はいくらかなと思ってみると、一式150万とある。
150万か、ちょっと高いなと思って上を見たら、ラジオスポット○○本、パブ×回というのがメニューの中に入っていた。
私はメールでこう送った。
「ラジオのスポットとパブは要らないから100万にしてくれない?」
イベントに協賛するのは吝かではないが、それを告知するラジオのスポットやパブにどれほどの値打ちがあるのだろうと思ったからだ。
ラジオ局のOBがこんなことを言うのも気が引けるが、ラジオのスポットの本数など協賛メリットに並列して書くなという気分だった。
イベントに協賛していただければ、こういうメリットがあります。
よろしければ、ラジオでもその告知をサービスでさせていただきますからご了解くださいと表記された方がまだしっくり来る。
私にとってスポットやパブの適正価格は限りなく0に近いからだ。
サービスだと言われれば納得する。
その全体の価格の中に、スポット料が含まれていたとしても。


コミュニティFMの売り方については、今までにも何度も書かせていただいているが、私としては、スポット代いくら、タイムいくらという売り方は、あまり需要を呼ばないのではないかと思っている。
むしろ、スポットやタイムを含んだメニューを作り、それら全部でいくらという方法を取ったほうが訴求力は上がるのではないかと考えるのだ。
つまり、実施すれば確実にユーザー(消費者)をつかめる独自のコア・コンテンツを置き、そのまわりにスポットやタイムを飾るというやり方だ。
何とか定食という考え方もありだ。
ついでにおビールもセットでいかがですか?という、そのビールがタイムやスポットだったりして。
要はコミュニティFM定食が作ることができるかどうか。
あ、それなら食べてもいいな、それでいくらなのという商品。
もっと具体的に言ってよという声もあるかもしれない。
とはいえ、ちょっとすぐには思いつかないので、しばらく考えさせてもらえれば何とか出てくるかも。
あまり期待しないでお待ちいただければ幸いというか何と言うか。
では、また次回ということで。