フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

適正価格(その3)

2011年、今日から始動しました。
2003年から始めたブログなので、すでに足かけ9年となりました。
今年は、ラジオ業界とは疎遠になる可能性もあるので、どれだけ情報が入ってくるかわかりませんが、とりあえず本年もよろしくということで。


さて、適正価格の続き。
私が放送局の営業マンとなって、一番当惑したのは価格がクライアントによって違うことだった。
放送局の歴史はまだ10年程度だったが、途中狂乱物価の時代が間に入ったためか、新しいクライアントが3万円なのに、古いクライアントは相変わらず1万円だったこと。
それも、誰でも知っている大手のメーカーが、中小企業の必死に宣伝活動しているクライアントが3万円出しているのに、それの1/3以下の値段で我が物顔に一番人気の高い時間帯に居座っていたことだ。
ブランド力のあるクライアントは、出向しているだけで放送局のステータスとなるのは事実だが、そこまで卑屈になる必要はあるのかとよく思ったものだ。(ま、間に入っている代理店が予算を適当に割り振っているだけなので、クライアントが悪いのではなく、価格決定権を代理店が握っているという事実を認めるしかないのかもしれないが。)
ま、そういうわけで普遍的な適正価格など、放送局、ラジオ局側になかったというか、考えもしなかったのだろう。
ある意味、かっては売り手市場でもあったわけで、その時には適正価格など必死になって考える必要はなかったということだろう。
で、この続きはまた明日。