フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

IPサイマルラジオの疑問

今年に入って、ずっと体調が悪いのでブログに向かう時間が減っている。
その分、情報発信する材料も減り、更新するにしてもあまり中味のない話になってしまう。
もろもろご容赦願いたい。
さて、久しぶりにアクセス状況を見ると、いきなり土、日で増えていた。
何かあったのかなと思ったが、どうも「IPサイマル放送開始」のニュースが流れて、私のブログが上位にヒットしたかららしい。
今まであまり取り上げた人がいなかっということか。
関西電通が仕掛けた時の情報は現場から直接得ていたので大体のことは知っているが、それが東京電通マターになってからは、実際どうなっているのかよくわからない。
本当にやる気?という懐疑心はまだあるが、新聞に発表された以上何らかの形でスタートするのだろう。
文化通信のブログにも書いてあったが、大阪の方式はIPv6マルチキャストだが、東京はどうするのだろう。
情報では、IPv4を使うという話だったが、それで大阪と東京を統一するのだろうか。
当事者達の思惑はどうあれ、解決すべき課題はまだまだ多そうだ。
NHKは知らなかったという話があるが、音頭をとっているのが電通だからNHKと密接に連絡をとることはあまり考えられない。(もちろん、NHKの現場が知らないはずはないが。)
もっといえば、民放局側もIPサイマルラジオに関しての正式見解など持っているところは少ない。
あくまで実験、電通さんが言うし、費用も持ってもらえそうなので加わって損はない、ぐらいの意識ではないのか。
仕事が増えても、金が入ってくるわけではない。
将来のビジネスモデルの青写真も描けていない。
確かにユーザーは便利になるが、一円も徴収できないとなれば、そんな余裕が今のラジオ局にあるか。
今年の4月から、ますます制作費のカットが喧伝されている。
しばらくは様子見、電通さんのソリューションに期待というところでは。