フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

FM HANAKO

大阪で寝込んでいたこともあり、守口のコミュニティFM「FM HANAKO」をしばらく聞いていた。
たまたま聞いたのは「Sista FiveのちゃっとチャットGO!GO!」。
噂だけは聞いていた、地元のお好み焼き店の美人5人姉妹、Sista Fiveの番組だった。
この5人組、企画そのものはとても面白い。
浪花のノーランズ的魅力を感じる。
音楽的魅力はさほど感じないが、しゃべりやノリはプロ並である。
ノーランズも、姉妹ゆえ長続きしなかったが、彼女たちも多分そうなるだろう。
売るなら今なのだが、事務所が大阪みたいで、爆発的に売るノーハウは持っていそうもない。
M-1に優勝したサンドイッチマンのような僥倖にでもめぐり合えば、化けるかもしれないが。
まず、無理でしょうね・・・。
Sista Fiveが音楽的に成功するかどうかは横に置いて、この番組はまあまあよくできている。
というか、彼女たちのセルフ・プロデュース能力が高いのではと思ってしまった。
話の中身は、多分自分達で考えているのだろう。
取材も自分の足で行っている、原稿を読んでいるという感じもしない。
本当は、こういう子達にこそ、台本とか演出とかがあればいいのだが。
それぐらいの価値はあるのではとちょっと思った次第。
申し訳ないが、守口周辺で終るには惜しい素材である。
ホームページを見ると、avex系のインディーズ扱いのようだが、販促費を少しぐらい使って、他のコミュニティFMにネットするか、FM大阪で放送するかしたらいいのにと思うのだが、関係者の皆さんはどうですか?
口ぐらいなら、いくらでも聞いてあげますけど・・・。
そのままHANAKOを聞いていると、今度は疋田哲夫さんの番組に変わった。
放送作家の大御所だが、番組自体は往年の時事放談風の作り。
おっしゃりたいことは理解できるが、話の内容に緻密さがないような気がする。
放送作家なのだから、話の中身をある程度台本化すればいいのにと思ってしまった。
これぐらいの話、アドリブでできる、と言われればごもっともなのだが、どうせおやりになるなら、そこまで緻密にやってほしいなと思うわけである。
後に続く、後輩たちのお手本として。
コミュニティFMの番組なんて、ま、これぐらいでいいやとは思っておられないだろうが、そういう風にとるものもいるということをお忘れなく。
勝手なことを言って申し訳ないが、それだけFM HANAKOに期待しているとお考えいただければ幸いである。